「イタリアの緑のハート」と呼ばれる、イタリア中部ウンブリア州、ペルージャからイタリア情報をお届けします。山岳、丘陵地帯に緑が溢れるこの州は丘の上に建設された小さな中世の町がいくつも残り、オリーブやブドウ畑のひろがる美しい、のどかなところです。フィレンツェとローマのほぼ中間に位置しながらも、観光客はまだまだ少ないですが、外国人大学があるため、世界各国から集まる老若男女の学生でにぎわっています。
そんなペルージャから「パスタ」のお話をしましょう。
「イタリア」と聞くと、何を思い浮かべますか?"スパゲッティ"、"ピザ"など食べ物が最初に出てくる人が多いのではないでしょうか。 知り合いのイタリア人は 日本人がほぼ毎日、お寿司を食べているのかと真面目な顔で聞いてきました。私たちが"スパゲッティ カルボナーラ"も"ピッツァ マルゲリータ"も食べるし、中華料理もフランス料理もメキシコ料理だって食べると知ると、とても驚いていました。
それはなぜか?イタリア人は本当にほぼ毎日「パスタ」を食べています。「パスタ」はスパゲッティやマカロニなどの総称で、イタリアには数え切れないほどの種類があり、地方によって形も名前も違います。
人によっては昼食にも夕食にもパスタ、形もソースも様々だけどとにかくパスタ、お肉も野菜も食べるけど、パスタなしでは始まらないようです。面白いことに、TVのインタービューで「一番好きな食べ物は何?」と聞かれ、「トマトソースのスパゲッティ!」とうれしそうに答えている人を何人か見ました。日本人からすれば、他にもっとおいしい料理があるでしょう!とつい思ってしまいますが。
食べる物に対して保守的な人が多いイタリア人、特にウンブリアのような田舎の人たちは、自分たちの土地が持っている食材を大切にしています。特に豚肉、豆類です。逆に海のないウンブリア州のお年寄りの中には、絶対に魚を食べようとしない人もいます。また、若者でも海外旅行から戻ると、まずはママが作ったパスタが食べたいと言います。世界一のシェフは自分のママだと大の男が言い切るのですから、イタリア人はかわいいですが、そのマザコンぶりはほどほどにして欲しいものです。
ここウンブリアで有名なのは黒トリュフのパスタ。"ストランゴッツィ"と呼ばれる水と小麦粉だけで打った太目のパスタと地元で取れた香り高い貴重な黒トリュフ、これまた地元のエキストラバージンオリーブオイルであえた、シンプルなもの。ただし、この高価なパスタを毎日食べている人はいませんのであしからず。私も残念ながらしばらくお目にかかっていません。
あなたの好みのパスタを探しに、イタリアを訪ねてみませんか
バレンタインデーにはハート型のラビオリも登場。
タリアテッレに猪肉のラグー。
ウンブリアではお目にかかることの少ないシーフード。
これは海へ行ったとき食べました。
ペルージャの中央広場
夜は若者でいっぱいになる。
ペルージャから隣町アッシジを望む。
3~4種のパスタは常備して、ソースによって
使い分けます。
提供者 POLPO3