海外現地リポート

CIAO(チャオ)!!

今夏、イタリアは猛暑。特に7月は35度を越す日が2週間以上も続き、照りつける日差しの強さにうんざり。連日ニュースでは今日はどの街で何度あったが水を求める人々の姿と共に報じられました。南イタリアでは45度を記録した日も!想像できますか?日本と違い湿度が低い分、不快度は低いのですが、それでも車のボンネットで目玉焼きが出来るような暑さにはびっくりです。 ちなみにイタリアの多くの家庭では冷房どころか扇風機もありません。歴史的な石造りの家は温まりにくいので、窓を開けずに外気の熱風を中に入れなければ涼しさが保たれ、外気との気温差は10度以上になります。冷房つきの部屋より快適ですよ。

今回は「メルカート(市場)」のお話をしましょう。 一言でメルカートと言ってもタイプは色々。建物の中で毎日固定の店が生鮮食料品を売るところや、道端で露天のようなかたちで出るもの、月に1度広場でアンティーク品ばかりのメルカートなど。街によって規模も形もだいぶ違いがありあります。 ペルージャでは日常品を扱ったメルカートが毎週土曜日に、街外れのスタジアムの近くに出ます。余談ですがここのスタジアムが10年前、ヒデがイタリアサッカーデビューし、初ゴールを決めたところです。

新鮮な野菜、果物、ハム、チーズなどの食料品、靴、衣料品、台所用品、リネン類、植木屋やペットショップまであります。最近はイタリアにも全品1ユーロのショップが流行りつつありますが、メルカートでも「全部1ユーロ」の表示も見かけます。日本ほど品揃えがよくないのが残念ですが。 衣料品はバーゲン会場のような店が多く、皆、山積みになった洋服の中から掘り出し物を探しています。1ユーロから価格は様々ですが、根気よく探すと、メーカー品のジャケットやパンツもあるので、サイズがあえばお買い得です。

私の楽しみの1つは、ペルージャ名物の1つ「ポルケッタ(豚の丸焼き)」です。 100キロ以上もある地元で育ったブタの骨を外した後、お腹にたくさんのハーブ、塩、白ワインなどを詰め、閉じなおしたあと、丸ごと10~16時間かけて焼きます。これはブタの大きさによるとか。昔は薪釜のオーブンで焼いていたそうですが、現在は1メートルほどもあるブタがそのまま入る電気オーブンを利用しているとのこと。 日常、街の肉屋などでも見かけることもありますが、メルカートでは大抵、新しいものが丸ごと持ち込まれることが多く、皮はパリパリ。朝早く行けば、ブタの顔が付いたまま1体丸ごとのポルケッタを見ることが出来ます。

これを薄くスライスして、焼きたてのロゼッタと呼ばれる丸いパンに挟んで食べるのがイタリア人は大好き。慣れてきたら「フェガテッリ(ブタレバー)も入れて!」と言ってみると、お店のおじさんは「フェガテッリが好きなのか~」とニコニコしながら足してくれます。さらに「パリパリの皮も好き」などと言うと、たちまち大きなポルケッタのパニーノ(サンドイッチ)の出来上がり。イタリアでは希望ははっきり言ったもの勝ちです。 このポルケッタとプラスチックのカップに入れてもらった赤ワインでお腹を落ち着かせてから、また掘り出し物を探しに出かけます。 メルカートの名物は各街によって色々と特色があるので、それを見つけ出すのも旅の楽しみの一つになるでしょう。

       文:POLPO33

       協力:Biondini da Mario di Gruzzi

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